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「ホームレスは死んだ方がいい」が間違えであるとわかる理由3つ【過去の偉人の名言・名作から】

目次

炎上騒動を、マイケルサンデルやアドラー、レヴィストロースから分析

ホームレスの方の命を軽視する発現が話題になっているね。
彼らは本当に「必要のない命」なのだろうか?

皆さん、こんな悩みをお持ちではないでしょうか?

らんまる

どうも、らんまるです

普段はオナ禁についての記事を更新していますが、今回はオナ禁関係無い記事です!

8月7日に、「ホームレスの命はどうでもいい」という旨の話をした方がいて、炎上騒動が巻き起こっていますね。

確かに、ホームレスの方を保護するには多大な社会的出費が必要で、私達の払う税金は彼らの生活のために使われています。

愛玩にホームレスを使うことは難しいですし、生産性のなく消費活動ばかりをしている方々は、軽蔑されて当然なのでしょうか?

いえ、もちろんそんなことはありません。

以上のような優生思想じみた考えは、人類の歴史上、これまでに何度も提唱されたことがあります。

ゆえに、それを否定する偉人も多く、根拠も非常に充実しています。

今回は、私が考える、「ホームレスの方の命が軽くない理由」を偉人の考えとともに3つお話ししていきます。

具体的には、以下の通りです。

*人は生きているだけで価値がある――アドラーの考え
*社会の構造から個人は作られる――レヴィストロースの考え
*成功者の実力には「運」も絡んでいる――マイケルサンデルの考え

この記事を読めば、しっかりとした根拠をもって「ホームレス軽視」を否定できます。

ぜひ最後までお読みください!

人は生きているだけで価値がある

アルフレッド・アドラーは「個人心理学」の提唱者で有名な心理学者です。

「嫌われる勇気」(ダイアモンド社)がベストセラーとなり、日本でも「アドラーブーム」が起こったのは記憶に新しいですね。

彼は、「人は存在するだけで価値がある」と考えました。

それは一体どういうことなのでしょうか?

「存在するだけ」で価値がある

もし「存在に価値」があるなら、当然ホームレスの方を保護する理由になるでしょう。

これは生命の尊厳を守る考えで、日本の憲法と同じ気質を有していますね。

ホームレスの方以外にも、寝たきりの患者さんやご老人、何もできない赤ちゃんなど、「存在」以外の活動に困難が伴う人々も多いです。

確かにアドラーの考えは、彼らの存在意義を「存在」から示す画期的なものに思えます。

では、その根拠は何でしょうか?

あなたが寝たきりになったら?

その根拠を考えるために、「もしも自分自身が事故や病気で寝たきりになったら?」を考えてみてください。

身体が自由に動かずに仕事などの活動ができなくなったら、他者に「役立つ」ことは非常に難しくなるでしょう。

ですが、それなら寝たきりのあなたに価値はないのでしょうか?

私は、そうでないと信じたいです。

自分や読者の方が何も生産的な活動ができなくなっても、生きる価値はあると信じたい。

だからこそ、現在、想像上でなく「仕事をできない」方の生命にも価値を見出す必要があると思います。

「自分や周囲の人が『役に立たない』人になっても、その価値を否定しないため」というのが、私の考えるアドラーの存在するだけで生きる意義を認める考えの根拠です。

らんまる

アドラーの考えを学ぶには、上の書籍がおすすめです!

社会の構造から個人は作られる

次に、レヴィストロースという文化人類学者の考えについて触れましょう。

彼は、構造主義の創始者として知られていて、「個人は社会によって作られる」と言い出しました。

もしもその通りなら、「ある人がホームレスであろうと、その責任は当人でなく社会にある」と主張できそうです。

彼がどうしてそう考えるのか、見ていきましょう。

「構造主義」が否定したもの

レヴィストロースの「構造主義」は、当時に先進的だと考えられていた欧米社会を否定するためのものでした。

20世紀には、「西洋的な社会」が良いもので、反対にアフリカなどの民族の「未開社会」は劣っているとるにたらないものだと主張する人が多かったのです。

レヴィストロースはそれに一石を投じ、「西洋的な社会だけが人間の生きる共同体でなく、それらに優劣はつけられない」という思想を示しました。

そして、「人は自分が生きる社会に追随するようにしか生きられない」と考えたのです。

実際に、ジャングルの奥地で生まれた赤ん坊が、民族社会に反発して、異なる社会を自分で作り出し生きていくのはほぼ不可能と言えるでしょう。

あなたの「現在」はあなた以外がつくった

ホームレスが社会に溢れているとしたら、現代の社会が「ホームレスが生じる構造」でできているからでしょう。

日本社会は今、不景気や少子高齢化などのあまたの問題を抱え込んでおり、それのもたらした結果の1つがホームレスということです。

その構造単位の問題を、ホームレスら個人に解決を迫り、保護を受けていることの責任を追及するのは酷というものです。

なお、レヴィストロースの考えを含め、以上の書籍ではたくさんの哲学的考えが体系的にまとめられています。

先に紹介したアドラーの記述もあり、哲学の歴史に興味がある方はぜひ読んでみてください!

成功者の実力には「運」も絡んでいる

ハーバード大学の教授、マイケルサンデルは政治哲学を専攻としています。

そんな彼は、資本主義社会で往々にして見られる「能力主義」に良くない面があると主張しています。

「ホームレスの方々は能力がないから職も家もない」と見なされがちで、まさに能力主義の負の側面を体現してしまっているでしょう。

ではいったいサンデルは、なぜ能力主義を否定しようとするのでしょうか?

あなたの成功はだれのおかげ?

それは、個々人が能力を身に着けるには「努力だけでなく運も必要」だからです。

ここでいう運とは、「どの家庭に生まれたか?」、「どの国に生まれたか?」などの、出生に関するものも含んでいます。

実際に、もしも困窮者の家庭に生まれたら、生活が苦しく、学力や実務能力を身につけるのは非常に難しくなるでしょう。

どんな優秀な人も、戦争に巻き込まれる難民として生を受けたら、仕事に就くのに苦労し、そして失敗することもあるはずです。

日本のホームレスの方も、そのような「努力以前に運」が悪かったと考えると、責められたものではありませんし、同時に、成功者も努力だけでなく「運」を土台に大きな成果を収めているのです。

行きすぎた能力主義は間違っている

行きすぎた能力主義社会では、成功者が失敗者を軽蔑することに繋がります。

まさしく、「ホームレスの軽視」に繋がるのです。

ですが、見てきたように、成功にも失敗にも運が絡むため、成功者が「努力をすれば成功できるから、失敗した人は愚かである」と結論づけるのは不適切です。

いま、現代の能力主義を見直し、やはりホームレスの方も保護しなければならないと言えるでしょう。

らんまる

見出しはこの本のタイトルからとりました!
能力主義の是非を考えさせられる至高の1冊です

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は、「『ホームレスは死んだ方がいい』が間違えであるとわかる理由3つ【過去の偉人の名言・名作から】」についてお話ししてきました。

ここで、全体の内容について振り返ってみましょう。

*人は生きているだけで価値がある――アドラーの考え
*社会の構造から個人は作られる――レヴィストロースの考え
*成功者の実力には「運」も絡んでいる――マイケルサンデルの考え

「ホームレスの方の命はどうでもいいのか?」という疑問については、このように考えています。

ぜひ皆さんのご意見・感想についても、コメントやTwitterのリプライでお聞かせいただけると嬉しいです!

らんまる

最後までお読みいただき、ありがとうございました

上の記事も現代社会の問題を扱ったものです!
ぜひご一読を!

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